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14 ヤクザの情婦から女郎に転落 人身売買実体験者H子さんへのレス 女郎の幽霊と出会ったら......
間久津 明(1999年12月18日(金)20時44分05秒)
(後半です)
「お前が泊まっている旅館の中庭には井戸があるだろ。働けなくなった女郎はな、まだ息があるのにあの井戸に投げ込まれたんだよ。」
お世話になった役者さん(その方は名前のある役者さんなのでその旅館ではなく一流ホテルにお泊りでした)がそう教えてくれました。
そう言えば、この旅館の中庭には社のようなものがあり何かの供養が行われているようでしたが、その社の真下に石を重ねて造った直径1メーター程の丸い穴がありました。
地上に出ている縁の部分は切り取られたように無くなり中はほとんど埋められ50センチほどの深さになっていましたが、それは確かに井戸の跡でした。
ここを掘り返したら人骨が大量に出てくるんだろうな…………。
そう思っても、人身売買が容認されていた時代に行われた事です。今更、暴いて責める事など誰もできません。
女郎として売られてきた女性たちは部屋で春を売りながら窓から見える中庭の古井戸に自分たちの無明の運命を見ていたのでしょうか。
朝起きて部屋の窓から中庭の古井戸を見る度にそんな事を考えてしまいました。
消耗品としてぼろきれのように使い捨てにされる彼女たちの心情はどれほどのものだったのか私には想像もつきませんが、きっと血を吐くような思いだったに違いありません。
彼女たちの気持ちはその社くらいではとても癒されるはずもなく、その旅館には度々出ておりました………幽霊が。
『夜、女郎姿の若い女と廊下ですれ違った』
とか
『3人の小さな女郎が部屋で踊っていた』
とかいう噂がありました。
お笑いになるかもしれませんが、古井戸の話を聞いた後だっただけに私は怖くてたまりませんでした。
現に彼女たちに出会ったある役者さんは自腹を切って別の旅館に移りましたし、2度も遭遇した別の役者さんは急に信心深くなって首から大きなお守りを下げていました。
非常に怖かったのですが、大部屋の低ギャラ役者の私にはとても他の旅館に移るだけの経済的余裕はありませんでしたので、名古屋公演の時はずっとその旅館に泊まっておりました。
「いいか。女郎の幽霊に会った時はな、驚かずにじーっと観察しろ。化粧の仕方や着物の着方、踊りの舞い方は全てその時代のもので本物なんだから、芝居の勉強にはうってつけだぞ。その代り一晩中見ていると生気を吸われて朝にはぐったりするけどな」
お世話になった役者さんが私にそう助言してくれました。
男である私が、女郎の化粧や舞い方を覚えてもどれだけ芝居の足しになるのか分かりませんでしたが、師匠の助言ですので首を縦に振らざるを得ませんでした。
彼女たちに遭遇した時にそこまで"役者バカ"に徹する自信は全くなかったのですが、幸いにも私の目前で女郎たちの怨念が実体化することは一度もありませんでした。
赤線禁止法が施行される以前には、人身売買は警察官立会いの元で公然と行われ、女郎が足抜けした場合には警察官が女郎を追いかけ逮捕して置屋に連れ戻したそうです。
足抜けした女郎は、女衒ばかりでなく警察にも追われるのですから逃げる事はまず不可能です。連れ戻されヤキを入れられ身体がボロボロになるまで春をひさがされ使い物にならなくなれば古井戸行き……。
売春禁止法も児童福祉法もユニセフも何も無い時代の事です。
女郎として売られた娘たちに人権など認められるはずもなくこのような極悪非道がまかり通っていたのでしょう。
私がその旅館に泊まっていたのは、今から14年ほど前の話です。
その時点でも古い旅館でしたので、今はもう取り壊されているかもしれません。名古屋の中村区にある旅館の話です。
ま、これも女装ネタでも性転換ネタでもありませんが、人身売買ネタの1つという事で……。
では。
......
......
興奮する話でも何でもありませんが、実話です。
14年前、とありますが、これは1999年に書いたものですので、20年前(2006年10月現在)のことです。
光栄なことに、この書き込みに対するレスを、陳さんとH子さんからいただきました。
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